2010年06月16日

観点変更〜なぜ、アトリエインカーブは生まれたか〜

アトリエ インカーブはアートに特化した知的障がい者のための通所施設。「障害者アート」のイメージを打ち破ってきた。

観点変更

【目次】
巻頭口絵
はじめに
第一章 「100万人に1人」の、私は何者か
第二章 「デザイン」とは何か
第三章 「アカデミズム」の呪縛を解けるのか
第四章 なぜ、アトリエインカーブは誕生したか
第五章 バイアスを解く
第六章 復讐と葛藤――現代美術の超新星たち
第七章 社会性のある企ては可能か
おわりに

初めてアトリエ インカーブのグッズを見たときは衝撃でした。
作品そのもののすばらしさと、デザインのすばらしさがお互いに生かし合っていて、何重もの魔法を同時に掛けられているような気分でした。

言い換えれば、それくらい、それまでの「障がい者アート」というものは「売れる」ものではなかったということです。
まれに障がい者が創った作品が高額で売買されることがあっても、庶民には関係の無い話であったり、そもそもそんなことは本当に稀で、バザーなどで数百円の値が付けられていることが当たり前でした。

アトリエ インカーブは、そんな変な常識を見事に打ち破っています。
アトリエ インカーブは、そのアーティストがたまたま障がいのある人だっただけで、その才能を経済活動に変え、さらに創作活動を楽しんで続けてもらうことで、その人自身を支えていくという、本当に当たり前の観点で成り立っています。


しかし、展覧会開催のオファーだけがアーティストのしあわせではない。最低限の生活が経済的に保障され、プライドをもち、まいにち笑顔で暮らせる。そんな当たり前の「普通な生活」を送れることが真のしあわせである。私は彼らのクリエイティブな能力に心酔してインカーブを立ち上げた。お涙頂戴や見世物小屋として立ち上げたわけではない。


当たり前のことをしていることが、感動を生むということを、知りました。

posted by わけい at 13:08| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「観点変更〜なぜ、アトリエインカーブは生まれたか〜」読了。
Excerpt: 「観点変更〜なぜ、アトリエインカーブは生まれたか〜」読了。
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Tracked: 2010-06-16 13:53