2010年07月20日

自閉症だったわたしへ

hiraiさんからおすすめ頂いた本。

自閉症当事者の手記。

自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

目次
魔法の世界と「世の中」と
キャロル
学校
友達
あべこべの世界
十二歳
迷子
ウィリーの葬式
ダッフルコート、ピアノ、レポート
独立
引っ越しばかりの人生
メアリー
復学
過去の亡霊
触れ合い
闘争と逃走
海へ

再び、海へ
最後の闘い
本当の居場所

自閉症当事者の女性が、その半生を綴った手記です。
誕生から、親からの虐待、友人関係、異性関係、仕事などなど、数々の困難を通りながら、カウンセラーと出会い、人と支え合い、本当の自分を見つけて自立していく物語です。

こんな本がここに存在しているというのは、本当に奇跡的なことだと思います。
ただ、この「自閉症だったわたしへ」というタイトルは、少々誤解をまねくかと思います。
自閉症という障碍は、治る治らないのものではないので、「だった」という言葉は当てはまりません。
おそらく翻訳者は、数えきれない苦労があった著者が、自分には「自閉症という障碍があり、そのせいで苦労していたのだ」と納得し、自分を見つけたという意味で使ったのでしょうが、「自閉症」という障碍をあまり知らない人がタイトルだけを見ると、やはり誤解してしまうでしょう。

原題は、"Nobody Nowhere"です。
自分は誰というわけでもなく、どこにいるというわけでもない、名前も居場所もない幻の人間といった意味だと思います。
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「片づけられない女たち」
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posted by わけい at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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