2010年08月29日

NPOの実践経営学。

誤植が妙に多かったですが、「NPOにおけるマーケティングの大切さ」が非常に参考になりました。



NPOの実践経営学

「ドラッカーによると・・・」という部分が多く、P・F・ドラッカーに影響を受けられていそうだなと思いました。

印象に残った部分を引用

P9
お金を出すことは、寄付した組織が自分の思った通りに動いて欲しい、という欲求につながりやすい(中略)もしその活動が自分の理想からはずれると、消極的抵抗として支援をやめたり、積極的抵抗としてその組織を批判するようになる。

↑こういうのは、現実によく見られますね。自分自身としても、寄付したところには、「好きに使って良いよ」という表向きの気持ちと、「ムダに使って欲しくない」という本音がありますね。
福祉的活動に対する、積極的行動の「批判」もよく見聞きします。


P163
その目指すところは、マーケティングの根本的役割である顧客志向、NPOでは受益者志向に基づくイノベーションにより需要創造をNPOにもたらすことである。それはNPOのサービスが、彼らにありがちな自己満足でなく、受益者のニーズと長期的・社会的利益に基づいて開発され、それが受益者満足を増大させ、当該NPOの高い評価へとつながり、結果としてNPOの最も必要としている支援の増大につながるという好循環を実現することにある。

↑NPOも、「顧客」をはっきりさせないといけませんね。


P169
戦略策定とは、今どこにいるのかを知り、これからどこにいくのかを決め、そのためには何をしたらよいかを考えるプロセスである。

↑NPO活動の場合、「信念」や「使命」にとらわれて、「戦略」がおろそかになりがちかもしれませんね。


NPOは株主に所有されている営利組織と違い、社会的ステークホルダーと広くかかわっている存在であるため、受益者、寄付者、職員、理事といったグループを適切に戦略策定プロセスに参加させ、その合意を取り付けながら作業を進めていくことが不可欠である。

↑営利組織以上に、色んな人の意見が不可欠ですね。

WWFジャパンという大きなNPOの実例など、参考になる実例が豊富で、まさに実践という名にふさわしい内容でした。



<関連リンク>
WWFジャパン
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posted by わけい at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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