2011年09月14日

利他のすすめ~チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵

働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~」の著者最新作。
働く幸せ」と被る内容が多いですが、やはり真理をついているなぁと思わせられます。



利他のすすめ〜チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵


目次
はじめに

第1章 何千年たっても変わらないこと
1 お釈迦さまの知恵。
2 人間の究極の幸せ。

第2章 誰かの役に立ってこそ、幸せ
3 待つことで、人は必ず成長する。
4 幸せこそ、人を成長させる原動力。
5 人のせいにしないから、自分が磨かれる。
6 常識にしばられず、自由に考える。
7 本気で相手のためを思う。それが、「強い絆」を生む。
8 働くことで、愛までも得られる。

第3章 「利他の心」が人生を拓く
9 人のために動くから、「働」と書く。
10 そばにいる人の役に立つ。それが、生きる原点。
11 自分を去れば、強く生きられる。
12 人の役に立つことで、個性が育まれる。
13 「私」を離れて「公」に至る。
14 迷ったときこそ、人のために動く。
15 周りの人に支えられて、人は生かされる。

第4章 「幸せな自分」をつくる
16 一隅を照らす。
17 逆境を受け入れ、それを最大限に生かす。
18 利他の積み重ねが、「幸せな自分」をつくる。

終章 誰もが働ける、幸せな世界を

おわりに


働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~」と被る部分を除いて、印象に残った部分を引用。

人間が生きていくうえで最も大切なことは何か−−。
それは、とてもシンプルなことです。
「人の役に立つことこそ、幸せ」
この一言に尽きます。
人の役に立つこと、すなわち「利他」こそ幸せに生きる根本原理なのです。
一見、自己犠牲のようにみえるかもしれません。しかし、それとは正反対です。
むしろ、人の役に立つことで、私たちは幸せを感じることができます。人間はそのようにつくられているのです。
そして、その幸せを追い求めて「利他」を愚直に積み重ねることによって、個性や才能が磨かれ、ついには自己実現にまでいたることができます。
「自分が、自分が」と自己中心主義で生きるよりも、ずっと強く生きることがで
きるのです


もしかすると、私たちは手段にすぎないものを「常識」と勘違いすることによって、人の働き方や生き方を縛ってしまっているのかもしれません。そして、むやみと"障害者"(常識に適応できない人々)をつくりだしてしまっているとすれば、この錯誤は実に罪深いといわなければならないでしょう。

仕事で大切なのは「結果」です。
「手段」にこだわりすぎるのではなく、「どうすれば結果を出すことができるか」を考え抜く。
そうすれば、きっと新しいやり方を見つけることができるはずです。
これこそ、「常識」から自由になる方法なのです。


私たちは、誰かの役に立ちたいという気持ちがあるから、そのために必要な知識や技能を身に付けようという意欲が湧くのです。
誰かの役に立とうと思うから、
「その人は、何に困っているのか?」
「何をしてあげれば喜んでくれるのか?」
を感じ取る感性を磨こうとするのです。
その結果、実際に誰かの役にたって「ありがとう」と言われれば、私たちは幸せを感じます。そして、もっともっと頑張ろうという気持ちになるのです。


「無我の境地」に至るために、なにも座禅を組む必要はないのかもしれません。
人のために動くことによって、私たちは「無我」になることができます。
そして、本当の強さを得ることができるのです。


個性とは、生まれつき人に備わっているものではありません。
「人の役に立ち、人にほめられ、人に必要とされる」という幸せを求めて働くなかで、発見するものであり、育てていくものなのです。
あるいは、周りの人に見つけてもらうものと言ってもいいかもしれません。
「どうすれば役に立てるだろう?」
「どうすればほめてもらえるだろう?」
と一所懸命に工夫するなかで、きっと周りの人が心から喜んでくれることができるようになります。
それこそ、私たちが個性を発揮した瞬間なのです。


その意味で、私はいまの若い人はかわいそうだと思うことがあります。
まだ社会に出て働いた経験もないうちから、
「個性を大事にしなさい」
「個性的でありなさい」
と言われて育つからです。


神様は個性をつくったのではありません。
人の役にたつことを幸せだと思う人間をつくったのです。
そして、その幸せを追い求めて努力をすれば、おのずから「個性」は生み出されるのです。


人の成長とは何でしょうか?
私は、ひとりでも多くの人の役に立てるようになることではないかと考えています。
そばにいる人のために動くという原点を踏まえて、その対象を広げることで、私たちはより大きな幸せを手にすることができるのです。


私は、「知的障害者のために」と思って生きてきたつもりでした。しかし、実は、彼らのおかげで、私は生かされていたのです。
これまで私を助けてくれた方々は、決して「私」を応援してくれたわけではありません。私が、知的障害者のために働いているからこそ応援してくれたのです。

人は誰しも、他者のために全力で生きている人を応援したいと思うのです。そういう人が困ったときには、「なんとかしてあげたい」と思うものです。
私自身がそうです。
知的障害者は、職場の仲間の役に立ちたくて一所懸命に働いてくれます。その無垢な姿を目のあたりにして、私は彼らを応援したいと思ったのです。
親御さんもそうです。皆さん、お子さんのために懸命に生きていらっしゃいます。だからこそ、私は親御さんのお力になりたいと願ってきたのです。
そして、その思いがあったからこそ、私が困ったときに誰かが手を差し伸べてくれたのです。
ここに、私は人の世の秘密をみる思いがします。
私たちは、人のために動くからこそ、周りの人に応援され、支えられることができます。その結果、私たちは生かされることができるのです。


人生は、出会いの連続です。
その多くは私たちのそばを通り過ぎていきます。しかし、その中には、きっと私たちの人生を変えてくれるような、そして、意味ある人生に導いてくれる出会いが隠されているはずです。


企業こそ「福祉」を追求するべきだと考えています。
なぜなら、「福祉」とは本来、「幸福」という意味だからです。
「福」とは、主に物質的(お金も含め)な豊かさを表し、「祉」は主に心の豊かさを表します。つまり、真の福祉とは、ものと心、両方の豊かさをあわせもった「幸せ」ということです。
企業は、給料を支払うことによって「福」に貢献するとともに、「誰かの役に立つ幸せ」を提供することにょって「祉」の重要な一部も担っているのです。
これは何も、障害者を雇用しているから福祉の担い手であるということを言っているわけではありません。健常者も障害者も幸福を求めていることに変わりはありません。雇用を通じて人々の幸せに貢献することを福祉ととらえているのです。


学ぶとは、たくさんの書物を読んだり、たくさんの事柄を記憶することではありません。幸せになるために、自分を最大限に成長させることなのです。


働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~」とこの本を合わせて読むと、本当に、色々なことを考えさせられます。
現在の福祉業界が、「自立支援」という言葉を使い、場合によっては、「売り物」のように扱っていますが、人が誰しも求めるものは、「自立」以上に、「成長」なのかもしれません。
そしてその「成長」の根柢にあるものは、「人の役に立つこと」。
「人の役に立つ」ということで、自分の存在価値を感じ、幸せを感じる。また、「もっと人の役に立ちたい」と思い、学び、努力することで、さらに成長していく。
「自立」という言葉よりも、「成長」という言葉の方が、人が本来求めているものかもしれないと思います。

また、「人生は出会いの連続」との表現に強く惹かれました。
重複する内容がどうしても多くなる、このようなエッセイの中で、この表現は、ただ一か所だけです。
「人生は別れの連続」という言葉がありますが、「出会いの連続」の方が、遥かに真理をついていると思います。
「出会い」は本当に不思議なものです。
一つ一つの出会いを大切にしていきたいものですね。

そろそろ周利槃特について、知りたいですな。本を探してみよう!

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<参考リンク>
『働く幸せ』公式ブログ
利他のすすめ - 南町の独り言
利他のすすめ | ANGELICA
『「利他のすすめ」by大山泰弘』にありがとさんきゅっ♪v(*'-^*)^☆、 - ありがとさんきゅっ♪v(*'-^*)^☆
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利他のすすめ チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵 - やってやれないことはない。やらずにできるわけがない - Yahoo!ブログ
利他のすすめ〜チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵〜(大山泰弘): なんも言えねえ!




posted by わけい at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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