2017年05月05日

教養としてのプログラミング講座(清水 亮)

”プログラミングとは、一言でいえば「自分以外のものを、思い通りに動かす方法」のこと。”というのが、非常に印象的でした。
特に、ママがお子さんや旦那さんに買い物を頼む例が、とても興味深く読めました。
プログラミングは、今後の社会を考える上で、誰もが学ばなければならないものなんだなぁということが、よく分かりました。





目次
<はじめに>


プログラミングはあなたの隣に

プログラミングを学ぶと、どうなる
プログラミングとは何だろう
プログラミングは「人類の叡智」である
あらゆる場面に応用される、プログラマーの思考法
実社会で活きるプログラミング1 長篠の戦い
実社会で活きるプログラミング2 ブラックマンデー
実社会で活きるプログラミング3 結婚
実社会で活きるプログラミング4 柔術と柔道
プログラミングに関する二つのアプローチ

COLUMN「コンピュータの誕生と進化」1
コンピュータ開発の黎明期


コンピュータ要らずのプログラミング入門
―基本ルールを知ろう

プログラミングの鉄則1 「伝え漏らすべからず」
プログラミングの鉄則2 あくまで「コミュニケーション」の一様態
プログラミングの鉄則3 「フールプルーフ」を活用しよう
プログラミングの鉄則4 「インデント」や「カラーリング」でメリハリを
プログラムの事例1 「占い」
プログラムの事例2 「ゲーム」

COLUMN「コンピュータの誕生と進化」2
戦争とコンピュータ


今すぐ役立つプログラミングテクニック
―プログラマーの思考法を知ろう

アルゴリズム 効率的な作業手順を「形」にする
処理・分岐・ループ プログラムの基礎パーツ
ルーチンと関数 繰り返すだけなら、省いて表現
ハイパーリンク 別の情報にワープする
ハッシュ+テーブル 名簿の管理を効率的に
計算テーブル 考える手間と時間を、劇的に短縮

COLUMN「コンピュータの誕生と進化」3
企業とコンピュータ


簡単コンピュータプログラミング講座

いよいよコンピュータプログラミングを始めよう!
MOONBlock を使ってみよう
時限式プログラムを作ってみよう
おみくじプログラムを作ってみよう
ゲームも作れます

COLUMN「コンピュータの誕生と進化」4
パーソナルコンピュータの時代へ


プログラミングの未来

プログラミングは普通の文章に近づく
小学校でプログラミングを学ぶ時代
バグが無いことを証明するプログラミング
触れるプログラミング
この世の全てをプログラミングする
コンピュータが人類の思考能力を超える日
誰でも開発できる環境を目指して
教養としてのプログラミング講座
「enchantMOON」という一つの挑戦
未来を予測する

おわりに


印象に残った個所を引用
P5
プログラミングとは、一言でいえば「自分以外のものを、思い通りに動かす方法」のこと。適切にプログラミングしたものは、たとえば作者が消滅したとしても、作者の意図を反映し、プログラミングした通りに動くことになります。


P17
<プログラミングを学ぶと身に付くもの>
・論理的なものごとの考え方
・情報を適切に分類し、活用する方法
・最小の手間で正確な仕事をこなすための思考法
・知らない人と知恵を共有する方法


P52
「杏花ちゃん。1000円を渡すから、スーパーマーケットに行って長ネギを2本買ってきて。もし安かったらバナナもね。そうそう、それと、帰りにコンビニに寄って、新しい週刊アスキーがでてたら買ってきてくれるかな」
(中略)
しかし買い物袋の中身をみたママは、みるみる機嫌が悪くなっていきます。
「長ネギを買ってきてくれてありがとう。でもね、どうして300円もするバナナを買ってきたの? それとこの週刊アスキー、うちにあるやつでしょう」


P54
「パパ。会社帰りにたまごを買ってきて。安かったら2パック。それとトイレットペーパーも無くなりそうだから忘れずに買ってきて。そうそう、あと、単三電池2本もね」
(中略)
「どうしてたかが朝食のために値段の高いL玉なんて買ってきたの?しかも2パック!それに何よ、このトイレットペーパー!たった4巻しか入ってないじゃない。さては持ち歩くのが面倒くさくて、そこのコンビニで買ったんでしょ。そのうえ、この電池!単三を2本だけなんてずいぶん器用な買い方してくるわねえ。スーパーならレジの横に10本くらい束になったやつがあったでしょうに、もったいないお金の使い方。安い電器屋さんに行くとか気を利かせればいいのに……」


P59
ものいわぬ機械であるコンピュータとコミュニケーションをとるただ一つの方法、それこそがプログラミングです。ただ、しばしば他人との間で意思疎通がうまくいかないのと同様、プログラミングにもミスが存在することも、これは前提として考えられています。
(中略)
従って「ミスを犯すことを前提としつつ、コミュニケーションの手段について工夫する」ということこそ、プログラミングの鉄則なのです。

<blog内関連記事>
To Be Freedom@読書三昧: 「自分のペースでゆったり学ぶ Cプログラミング超入門」 http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/131396027.html
To Be Freedom@読書三昧: Ubuntu Magazine Japan 2013 Summer (アスキームック) http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/374550513.html
To Be Freedom@読書三昧: ホントに初めてのLinux (日経BPパソコンベストムック) http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/374019621.html

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村


posted by わけい at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話( 坪田信貴)

「ビリギャル」の原作。
教育について、とても勉強になりました。





目次
第1章 金髪ギャルさやかちゃんとの出会い
第2章 どん底の家庭事情、批判にさらされた母の信念
第3章 始まった受験勉強、続出する珍回答
第4章 さやかちゃんを導いた心理学テクニックと教育メソッド
第5章 見えてきた高い壁―「やっぱり慶應は無理なんじゃないかな」
第6章 偏差値30だったギャル、いよいよ慶應受験へ
第7章 合格発表と、つながった家族


印象に残った個所を引用
人間にとって一番大事なのは
この、ゼッタイ無理を
克服した体験だと思っています。

子どもや部下だって同じこと。
ダメな人間なんていないんです。
ただ、ダメな指導者がいるだけなんです。

P034
それにしても「聖徳太子」を読めないなんて……
こんな時、僕はおもしろがって声を出して笑います。すると生徒もつられて笑顔になるからです。


P036
僕は、初対面の時に、この生徒の良いところはなんだろう、と必ず5つは探すことを習慣づけています。そして中でも一番良いところを、
「こういうところが、いいよね!」
と言葉に出してほめていきます。


P046
歴史が得意になるかどうかの分岐点は、歴史上の人物への愛着を抱けるか否か、歴史上の事件への執着を感じられるか否かにかかっています。
時には、歴史上の人物や事件に、いらついたり、怒ったりする--そんなセンスが大事なのです。そういうセンスをさやかちゃんは持っていました。勝手な妄想といえども、いろいろ想像をふくらませる力があったのです。


P053
このように「なぜ?」「なぜ?」と生徒に聞かれていくと、教師側が知らない問題に案外早く到達するものです。
そんな時、「うるさい!」とごまかしたり、「先生に恥をかかせたいのか?」と内心怒りを覚えてはいけません。
僕はそういう場合、「先生もそこまでは知らないから、一緒に調べてみようか」と言っていましたし、僕が現在経営する塾の講師達にもそう指導しています。


P072
子どもを怒ってしまう時には、親にも理由があるんです。親の側にも”用事があるから早く寝かせたい”とか”これを終わらせたいから、今こうしてくれないと困る”とか。でもそれは、子どもにしてみれば勝手な論理なんですね。理不尽に怒られ続けていると感じると、子どもは悪くなる。もっと悪いのは、子どもの頃の私のように、自分のことを否定的に見る、自分のことが嫌いな人間になってしまう。
時間はかかりますが、子どもに向き合って、さとしてわからせると、だんだん、なぜそうしてはいけないかがわかって、自分から悪さをしなくなります。子どもに向き合う手間を惜しんで怒ったら終わりなんです。小さい時こそ、なんでそうしてしまったのか、よく話を聞くべきなんです。子どもは自分の気持ちを言うのがヘタですので、よくよく話を聞くことが大切です。


P113
何より大事だったのは--もちろん、成績も上げたいわけですが--学ぶこと自体がおもしろいんだぜ、というメッセージを発信し続けることでした。
教室で、生徒にとにかく言うことを聞かせて、おとなしくさせることよりも、そのことのほうがずっと大事だと僕は思っています。


P122
自分が成功することを”知っている”こと。自分が天才だと”知っている”こと。根拠なんていりません。そう”知っている”だけでいいんです。もし、そう思い込めないなら、
「言葉に出して、みんなに言いふらすといいよ」
と僕はさやかちゃんに助言しました(そして実際、素直にそうしたようです)。
たぶん、周りのみんなは「バカだ」とか「無理だ」とか「恥ずかしい」とか言うでしょう。だけど、なんと言われてもそれを「口にし続ける」ことで、自分自身がそう思い込み始めるのです。これが大切なんです。そこに、2,3人でいいんです、信頼できる人の肯定を加えられれば、知らぬ間に人は伸びていきます。これが成功のための第一歩なのです。


P128
長時間勉強したことをほめるのは無意味だと知りましょう。「テスト」も「社会に出てからの仕事」も、短い時間でこなすほうが、ほめられるものなのです。ですので、常にタイマーを使って時間のプレッシャーをかけて、本番と同じような意識で普段から勉強することです。


P131
「さやかちゃんの地頭が元々良かっただけでは?」「さやかちゃんに、それだけがんばれる素質があっただけでは?」という方もおられるでしょう。ですが、そういう子どもが学校で「人間のクズ」と呼ばれ、学年ビリになって放置されていたのが現実なのです。
僕はどの親御さんにも、「あなたのお子さんだって、素質はあります。埋没しているだけなんです」と常に言っています。心理学に「ピグマリオン効果」という言葉があるのです。
これは、教師や親が「本気で」期待した場合、子どもは無意識のうちにそれに応えるという効果のことです。僕は、これを親御さんや教師、そして部下を持つ管理職の方は知るべきだと思っています。


P134
実は、各人の実力に合わせて、〇が6割、×が4割になるような課題をこなすと良いのです。つまりは、すぐわかる問題が6割、わからない内容が4割のテキストをやるわけです。これは福沢諭吉先生も言っていることなのですが。
与えられた課題のうち、わかる問題が9割だとかんたんすぎてつまらないんです。逆に、わからないことがほとんどだと、やる気が起きないんです。わかる問題が半分強あると、適度にやる気になり、クリアした時に達成感もあります。これは、スキーなど、いろいろな習い事をするに際しても応用できる手法だと思います。


P136
とにかく、モチベーション維持に際して大事なのは、乗り越えた感です。普通に解答させても、ハードルを越えた感がしないので、工夫が必要です。
その上で、「ほら、無理と思ってたのが、できたよね」「ほら、こんな分厚いもの、やり遂げられたよね」と声をかけていくと、「自己効力感」も出てきて、勉強がイヤでなくなっていきます。


P138
結局は、「勉強させなきゃ」とか「成績を上げなきゃ」とかではなく、いかにその場の勉強を「楽しい」と思わせるかが大事なんですね。そう言い換えてもいいでしょう。
ですから僕は、教師の役目は、純粋に「やってて楽しい」を見つけてあげることかな、と思っています。
なので、生徒をしかったり、脅したり、悲しい思いをさせたりして、その感情を利用して何かを乗り越えさせようとする意味は無いわけなんです。そういう指導をしますと、勉強=不快、先生=不快と脳が認識するようになり、無意識のうちに、その不快な対象が発する情報を、脳が拒絶するようになりますので、子どもや部下の作業効率は、むしろどんどん下がっていくんです。


P185
結局、歴史は”歴史に名を残すレベルの偉人が出演する昼ドラ”なのです。


P198
模試の結果だけを見て、目標を下げる必要があるのか?
それが僕の考えでした。途中で目標を下げると、人間、どんどん低いほうへ低いほうへ流れていくものなのです。


P207
「みんな、今、つらいんだよね。でもみんな一歩、一歩しか進めないんだよね」


P221
「親は誰でも、赤ちゃんだった頃のわが子を無条件に愛し、守っていこう心に誓ったはずなんです。でも、いつしか忘れて、自分の言うことを聞く子だけがいい子だと思いこむんです。私がそうならなかったのは、あのさやかの笑顔のお陰でもあります」


P235
「強いプレッシャーがあるってことは、受かる、って心の中で思ってるってことだ。だって、落ちると思ってたら、プレッシャーなんか無いはずだから。すごいね!成長したね!」


P274
君が成功した一番の理由は、「中途半端なプライドを捨てて、恥をかくのを恐れなかったこと」にある、ということです。


P276
もう一度言うね。「子どもが夢を語って努力を始めた時、周囲は、それを信じて温かく見守る」--ただそれだけで良いのです。

そのためには、失敗の可能性だって高いのだから「恥をかく」とか「恥をさらす」ことが必要です。そして普通の人にはこれができない。そもそも、今回のこの本の出版だって同じです。自分は昔、本当に無知でしたなんて、いわば恥をさらしているのと同じです。さやかちゃんが合格した時、君は、「先生、さやかの昔の成績表、みんなに見せていいからね。こんなバカでも、がんばればできるんだって、みんなもっと知ったほうが良いと思うんだ」と言いました。
僕が、「でも、恥ずかしくないの?」と言ったら、「だって、本当のことじゃん。私が何も知らなかったのは本当じゃん。恥ずかしくないかって言われたら恥ずかしいけど、でもそれがみんなの勇気になるなら、そっちのほうがいいや」と君は言いました。
その時に本当に頭が下がる想いを抱いたのですが、今、改めて思うのが、君はその点が特殊だったんだなと思います。勇気があります。僕は君から「勇気がなんであるか」を学びました。君からの教えをもとに、僕も世の中の人のために、恥をかきながら貢献していきたいと
思っています。

<blog内関連記事>
To Be Freedom@読書三昧: サグラダ・ファミリア: ガウディとの対話(外尾 悦郎 (著), 宮崎 真紀 (翻訳)) http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/435475280.html
To Be Freedom@読書三昧: 「幸せ」の経済学(橘木 俊詔) http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/398169978.html
To Be Freedom@読書三昧: 空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集 http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/222015868.html
To Be Freedom@読書三昧: アニーのかさ http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/182359827.html
To Be Freedom@読書三昧: 窓ぎわのトットちゃん http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/158309385.html
To Be Freedom@読書三昧: 効果10倍の“教える”技術―授業から企業研修まで http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/157103437.html
To Be Freedom@読書三昧: 「ディスレクシアでも大丈夫」。 http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/122329943.html

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村


posted by わけい at 14:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

営業マンは頑張るな(岸英光)

コーチングの岸英光さんを勧められたことがきっかけで読んでみました。





目次
第1章 頑張っているのに、なぜ売れないの?(「頑張る」は役に立たない!
「頑張らなくては」の縛りがブレーキになる!?
「売れてもいい、売れなくてもいい」で、なぜか売れる! ほか)
第2章 コーチングを使って、行動する営業マンになる(互いにコーチする仲間をつくる
言葉で行動を生み出すコーチングのステップ
ノルマは横に置き、自分でゴールを決める ほか)
第3章 お客とのコミュニケーションにコーチングを取り入れる(自分の「立場」を設定する
「お客の利益になる」というスタンスを譲らない
「ノー」を言える営業マンになる ほか)

印象に残った個所を引用

「頑張って」いるかどうかではなく、「ただ適切に、結果につながる行動をしたか」が問われるのではないでしょうか


やる気がないままでいい。
「やる気がない。そして、ただやる」


そもそも感謝はしようとしてするものではなく、しっかりと相手のことを見て感じていれば、感謝せざるを得ないことがたくさん見えてきて、自然と湧いてくるものではないでしょうか?

<blog内関連記事>
To Be Freedom@読書三昧: テクニックを超えるコミュニケーション力のつくり方(岸 英光) http://dokusho-kiroku.seesaa.net/article/438906109.html
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村


posted by わけい at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする