2016年06月12日

職場をしあわせにするウブントゥ――アフリカの知恵がもたらす、信頼と感謝のチームワーキング(スティーヴン・C・ランディン (著), ボブ・ネルソン (著), 酒井 泰介 (翻訳))

数有るデスクトップLinuxの中でも、最も人気の高いubuntuについて調べる中で出会った一冊。
OSのubuntuの名称由来となった、アフリカの言葉を、ビジネスの現場を舞台に、小説風に解説している本です。
東洋哲学にも通じる、「助け合いの精神」ですね。

職場をしあわせにするウブントゥ――アフリカの知恵がもたらす、信頼と感謝のチームワーキング




目次
パート1 部下がついてこない……
パート2 アフリカで出会った、奇跡の智恵
パート3 ウブントゥを職場に持ち帰る

印象に残った箇所を引用。

P5
世界のどこに住んでいようとも、基本的な価値や願いはみな同じ。家族を愛し、子供を愛し、できる限り良い人生を送りたいと願い、世界に貢献したいと思い、安心を求め、交友を楽しみたい……。
だがよく似た価値観を抱き、うり二つと言ってよい遺伝子を持っていながら、私たちはたいてい、たがいのちがいにばかり目を向けている。アラブ人とユダヤ人、プロテスタントとカソリック、イスラム教徒とキリスト教徒、リベラル派と保守派ーーそして肌の色のちがいーー肌が黒いか、茶色いか、赤いか、黄色いか、それとも白いか、などだ。


P14
ウブントゥ。この古代からアフリカに伝わる哲学は、「人類はみな家族」という事実に根ざしている。人はみな兄弟であり、ともに旅をしているのだ。もし誰かが植えていたら、みんなが栄養失調になる。誰かが虐げられていたら、みんなが痛みを感じる。ある子供が傷ついたら、その涙はすべての人のものだ。たがいの人間性を認め合うことで、人は固い絆を思い出す。それは、切っても切れない人間性への深い関わりだ。


P37
ウブントゥとは、誰もが当事者だということである。


P43
人にきちんと仕事を頼むことほど、強い力を引き出すものはない。


P48
ウブントゥとは、チームワークであり兄弟愛。人と人のあいだに絆を見つけ、そこに命を吹き込むことです


P51
こんな例を考えてください。
アメリカ人も、ほかの国の人たちと同じように、お気に入りのスポーツ・チームがあるでしょう?中には、一人か二人のスター選手でもっているチームもあります。でも優勝するチームは、そんなスター頼りではなく、ほんとうにチームがまとまっているところです。選手の中には特に才能に恵まれている人も、たくさん稼いでいる人もいるかもしれない。けれど、試合の場ではそんなことは二の次です。そして、そうであることが、チームのやる気を引き出すんです。そこでは誰もが尊重されているからです。一人ひとりが勝利のための重要な役割を担っているんです。


P56
ウブントゥとは、まずい仕事でも受け入れるということではない。
その仕事をやった人を尊重せよということである。


P66
人とのちがいばかり探していたら、いつまでたってもうまくいかない。
ウブントゥとは、人と自分の共通点を探し、最もうまく力を合わせる術を見いだすことだ。


P70
自分で心から信じられることから始めよう。その行動が本物であることが、その後の基礎になる。


P130
人を認める力の2つの段階
第一段階は、人をありのままに認めること。
これがウブントゥの根幹である。
第二段階は、人がやったことを認めること。
これが人を管理することである。
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posted by わけい at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仕事は99%気配り(川田 修)

営業に関する本を読み漁る中で出会った、川田修さんの本。
いつもながら、心が洗われるような気持ちになります。

仕事は99%気配り (朝日新書)




目次
第1章 「ちょっとした気配り」が心に大きな変化を与える
第2章 気配りの基本は「相手目線」で考えること
第3章 成功している人は、みんな「気配りの達人」
第4章 あと少しの気配りがあれば…と思う残念な瞬間
第5章 私の気配り実践法
おわりに 「おたがいさま」という気持ちを忘れない

印象に残った個所を引用。
P79
私はホテルに泊まると、必ず洗面台を自分の使ったタオルできれいに拭いてから帰ります。
蛇口の周りって、たぶんいちばん拭きにくい場所ですよね。そこがきれいになっていれば、その部屋に掃除に来た人がちょっと温かい気持ちになるかもしれない。
ただ、そんな理由で拭いているのです。
もちろん仕事でも何でもないですし、掃除係の人と面識があるわけでもありません。「相手の気持ち」を考えて、ただそうしているだけです。
洗面台をタオルで拭くようになった最初のきっかけは、ゴルフ場のトイレでした。
何年か雨にマナーが厳しくて有名なゴルフ場のトイレで、手を洗って自分の手を拭いた後、さっと洗面台を拭いている方を見かけたのです。
見ていると必ずみんなやっていきます。後の人が気持ち良く使えるようにという、ちょっとした気配りです。
実はゴルフ場の格は、トイレの洗面台を見ればわかるとも言われているそうです。
洗面台を拭くことをそこで学んだ私は、ホテルに泊まっても、チェックアウトの時にはさっと拭くことが習慣になっていきました。
ゴルフ場のように次に誰かがその洗面台を使うわけではありませんが、大事なことはその行為自体ではありませんから、それでも良いのです。
これも、私の中に訪れた変化のひとつだと思います。
だから、メールをくださった方々にも聞いているのです。
「あなたの中に変化はあらわれましたか?」と。
最初は真似でも構いません。
問題はその先。
小手先の気配りで終わるのではなく、自分の心の中に変化が訪れることが大切なのです。


P99
これは私の持論なのですが、最高に優秀な経営者というのは、自分がいなくても会社がまわる状態を作れる人だと思うのです。
「俺なんていなくてもいいんだよね」
この社長さんはいつもそう言っていますが、実際にはその人がいるからこそ、会社の経営が成り立っていて、業績を伸ばしているはずです。


P167
「相手は保険が嫌い」という事実には、目をつぶらないほうがいいんです。
保険の話をするのに、保険に関することに目をつぶっていては進むものも進みません。
実際に保険が大嫌いで、今にも追い返そうという雰囲気の方もいらっしゃいます。そういう方とお会いした時には、こう言います。
「すいません。今、僕がここに座っていて、すっごくイヤな気分じゃないですか?」
営業マン・ウーマンはえてして自分にとってネガティブな情報にフタをしたくなりますが、事実から目を背けて商談をしても、結局は断られてしまいます。しかも、その理由がわからないまま、商談が崩れてしまうのです。
実績のあがらない営業には、お客様の気持ちを考えずに、「自分の都合」だけで話を進めてしまう人が多いのではないでしょうか?
営業マン・ウーマンというのは、自分の商品を売りたいわけですから、商品のことしか考えていません。それは私にしても同じことです。
でも、商品のことばかり考えているお客様なんていないのです。それでころか、営業されることにマイナス感情を抱いている人のほうが多いかもしれません。
営業マン・ウーマンにとっては、それは「不都合な真実」です。
「不都合な真実」から目を背けて、「売りたい!」「売りたい!」という気持ちだけで話をしてしまっている人が多いのだと思います。
そんなふたりの会話が成り立つわけがありません。
だから私は、一度目にお会いした時は「商品を売りたい」という気持ちを排除して話をします。相手の気持ちにチューニングするわけです。
では、具体的にお客様と何の話をするのかというと、たとえば出身地について伺います。
(中略)
どの街に住んでいたかがわかると、その人の価値観みたいなものが見えてきます(あくまでも勝手な想像ですが……)。
出身地などの話をすることで、よりチューニングが進んでいくわけです。


P172
相手が経営者の人だったら、仕事場はその人のいちばん愛している場所だと思います。そこに興味を持てなかったら、相手の気持ちにチューニングはできません。
たとえ一瞬でもいいから、アイエtの脳と自分の脳を似た状態にする。
コンビニに来るお客さんとお店の人は、最初からチューニングができています。買いたい人と売りたい人ですから、求めているものは同じです。
でも、営業の場合は、そうじゃないケースがいっぱいあります。だから意識的にチューニングしていく必要があるのです。


P199
失敗や挫折というのは、「必然」で起こっているのではないでしょうか?
必要な時に、必要なタイミングで、必要なことが起こっている。そういうふうに捉えられるかどうかが重要なのだと思います。
講演会で私はこう言いました。
「みなさんに『失敗や挫折を恐れるな!』とは言いません。誰でも必ず失敗するんですから。でも、失敗や挫折をしても、いつか必ず糧になる日が来ます。
この話を忘れないようにして、何か失敗をしてしまった時でも、川田が『いつか必ず糧になる』って言ってたなって思い出してみてください」
仕事をしていれば、誰でも必ず失敗や挫折を味わいます。イヤな思いもします。でも、それをどう捉えるかによって、その人の未来が変わってくるはずです。


P213
小さな気配りを積み重ねていけば、自分の存在価値を感じられる場面がたくさんあるのではないでしょうか。
この本でご紹介した「ちょっとした気配り」は、相手のためにやることであるのと同時に、自分の存在意義を確かめられることでもあると思います。
そういう気持ちがいろいろな場面で、いろいろな連鎖をして広がっていったら、みんなが幸せに暮らせる、すてきな世の中になるんじゃないか?
この本を出したいと思ったのは、そんな気持ちが始まりでした。
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To Be Freedom@読書三昧: 「営業の仕事」についてきれいごと抜きでお話しします: 「売るテクニック」よりも大事なこと(川田修)
To Be Freedom@読書三昧: 知識ゼロからの営業入門(川田 修)

posted by わけい at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

産後クライシス なぜ、出産後に夫婦の危機が訪れるのか(岡野 あつこ)

産後クライシスについては、以前にも紹介していますが、これは、より実践的に産後クライシスに対する対策をまとめた本です。

産後クライシス なぜ、出産後に夫婦の危機が訪れるのか (角川フォレスタ)




目次
第1章 実例・これが産後クライシス!(なぜウチの夫は「イクメン」ではないの?
妊娠・出産の苦しみがわからない夫 ほか)
第2章 なぜ、産後にクライシス?(「産後ブルー」よりも怖いクライシス
離婚の原因の半分は産後クライシス? ほか)
第3章 産後クライシスを予防する技術(自分が幸せな家庭を築くという覚悟を持つ
まずは「べき」を捨てなさい ほか)
第4章 産後クライシスから幸せを取り戻すために(「母親になって一人前」と思うことをやめる
育児や家事は分業制が基本。でも週に一度はお休みを ほか)

印象に残った個所を引用。
P020
夫の小さな行動について意識的にほめることです。たとえば、買い物をする間に子どもを見ていてくれたのが、ほんの10分という短い時間だったとしても、そこをほめるようにします。
(中略)
大切なのは、生まれつきのイクメンなどはいないということ。であれば、あなたが今の夫をイクメンに育てていけばいいのです。それは、今日からでも間に合います。まずは、夫の行動をひとつ、ほめてください。文句をぶつけるよりも、すぐに効果があることを実感できるはずです。


P024
直接はわからなくても、妻が苦しい思いをしているこ
とを理解してもらう努力は必要です。妻側も、
「なぜ、
こんなに苦しいのにわかってくれないの?」
ではなく、「このくらい苦しいものだということをわかってもらえると助かる」というスタンスで臨むことで、夫が気づいてくれたり、
思いやりをもって協力態勢を得られることがあります。
私の知り合いで、つわりの苦しみを夫に理解してもらうために、こんなふうに表現して理解してもらえたという女性がいます。それは、「四六時中、激しい船酔いをしているようで、何をしていてもたえず吐き気がする」というものです。


P038
子どもができたことで、突然、変わってしまう男性がいます。その原因はさまざまですが、おとなしかった性格の男性が急に暴力的になった多くの場合、その理由は「妻の愛情が足りていないから」というものです。子どもが生まれる前は、妻の愛情を独り占めできたのにもかかわらず、新しく手のかかる存在が増えたことで、自分に注がれるはずの愛情が激減してしまいました。そのことに対する不満を素直に言えなくて暴言や暴力となって爆発している、というわけです。


P052
女性は、妊娠や出産などはじめての体験を無事に乗りきることに集中したり自分の身体のことだけで手一杯になってしまっている状態。夫の性衝動のことにまで付き合っていられない、というのが本音ではないでしょうか。とはいえ、夫の側から考えてみれば、「妻に冷たくされた」「妻がセックスをさせてくれない」というのは、女性には想像できないほど過酷な状況に置かれていることなのです。


P070
実は産後ブルーや育児ノイローゼよりも「産後クライシス」は根が深く、解決しにくい問題なのです。
なぜなら、「産後ブルー」や「産後うつ」は、その大きな原因が「身体の変化」から起こるものであり、「すぐに解決する」問題だからです。


P116
他人は変えられませんが、あなた自身は自分を変えることができます。
「どうすれば理想の母親になれるのか」、「どうしたら理想の妻になれるのか」ということを日々考えるようにするのです。
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To Be Freedom@読書三昧: 産後クライシス(内田 明香 (著), 坪井 健人 (著))

posted by わけい at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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